今夜はきっとカレーだな。
夕暮れ時に住宅街を歩いていると、各々の家から夕餉の香りが漂ってくる。
香りというものは、一体どのように人間に影響を与えているのだろうか。
ちなみに、人間の嗅覚細胞は、500万〜2千万個あるそう。
どれだけ多いのか分からなかったから、犬と比較してみた。
なんと犬は、7千万〜2億2千万個でその感度は人間の約100万倍にもなるという!
【モーイの感じる紫陽花の香りは違うんだろうな】
しかも、鋤鼻器というフェロモンを感知する嗅覚器官までも備えてるのだ。
そして、最近の研究では、悪性皮膚腫瘍の転移先を嗅覚で探し当てたり、糖尿病の血糖値に反応するという報告まで上がっている。
これだけ嗅覚が発達しているのであれば、犬にとっても香りというものは生きる上で非常に大事な要素であることがわかる。
人間よりも記憶・感情に多大な影響を与えているだろう。
もし、犬が人間語を話せるのであれば、香りに関する表現がそれこそ人間の100万倍になっていたのではないか。。
などと、くだらないことを考えながら、住宅街を抜けて家路に向かった。
うむ、ウチも、今夜はカレーだな。
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