２日目は朝も早よから京都へ向かう。京都の観光名所における混雑状況が尋常じゃないことを各方面から聞いていたので、朝7時に清水寺周辺に到着した。
駐車場から二年坂、三年坂を歩いていると、予想していたよりも朝も早よから人で溢れていた。人混みと狭い道を走る自動車が危ないので、モーイは抱っこ犬へトランスフォーム！
【モーイと合体！にっこり笑顔】
リュックに背負われたモーイの可愛さに観光客がパシャパシャ写真を撮り始める。人混みの中を歩くと街並みに向けられたカメラが自分の背後へと移動していき、多くの目に注目されるので緊張しながら歩くことになった。残念ながら清水寺では犬同伴禁止なので、入口前でキメポーズを撮ってみた。やはりこの周辺はTHE京都、という雰囲気で観光気分を盛り立ててくれる。一方で、モーイは全然盛り上っておらず早く降りたそうなので、足早に駐車場へ戻っていった。
【寺より散歩がいいな〜】
私は大学生以来に京都へ訪れた。高校を卒業して親元から離れて自由になる一方で、その自由さ故に自分がこれからどう生きていくのか、随分と悩み苦しんだ時代であった。大学やバイト先でも様々な人間と出会い、傷付けられたこともあり京都にはあまりいい思い出はなかった。けれど、モーイと一緒に通っていた大学の前を通りながら「ああ、そういう頃もあったよなあ。あの時に闇にいたからこそ、モーイとも出会えたのだろう。」としみじみと思うことができたのである。あの頃に関わっていた人たちは、今それぞれ違う空間と時間の中で生きているのだなあ。
京都御苑で尻尾をフリフリして伸びやかに歩くモーイを見ながら、徒然と過去から現在を往復した。
【こことても広くて歩きやすい！】
京都御苑から車で３０分運転し、嵐山に到着。京都に住んでいたにも関わらず一度も来たことがなかった。有名な竹林に入ると、まぁ〜〜〜人人人。こりゃあ竹を見にきたというより人を見にきたものだ。綺麗な竹林の小道を歩いて心を落ち着けるというより、活気がある祭りにきてワクワクする気分となった。ここでもモーイは人気者。皆、テンション高めに分からない言語で話してくれるが、言葉に愛がたっぷり含んでいることは間違いない。モーイもニコッと笑ってご機嫌だ。
【いっぱい可愛がってもらったよ】
竹林のお祭りを後にし、高揚感と疲れを共存させて大阪の宿泊先への移動した。その晩に串揚げを食べたのだが、やっぱりソースがうまい！！十年以上ぶりに食べたのだが、これとビールは最高の組み合わせだ、と再確認することができた。例の如く、人間が食事している時のモーイは不貞腐れを通り越して寝てしまう。「ソースだかなんだか、知らないけれど早く構ってくれよ。」そんな声が聞こえてきたので、お会計をしてホテルまで楽しく散歩をした。
明日は淡路島を一周するので、英気を養うためこの日も早めの就寝となった。
【竹がお似合いモーイさん】
