連休が恋しい。
長い連休の最終日はいつもの休日よりも断然寂しい。終わりに近づくにつれて日常吸引機の威力が徐々に増し、非日常で浮ついていた魂は日付が変わると同時にシュッポン!と日常へ引き戻される。ああ、あの頃にはもう戻れない。楽しい記憶と寂しさを共存させてゴールデンウィークを終えた。
【黄昏るモーイ】
そんな最終日は富士山スカイラインへお出かけ。こちらは静岡県の御殿場市と富士宮市を結ぶ道で、富士登山口5合目にアクセスできる標高となっている。そのため、平地からスカイラインを走っていくと春の風が秋の冷たい風に変わって車内に入ってくるのである。
ひんやりと気持ちの良い風に吹かれて、スカイラインの中間地点である「森の駅富士山」に到着。車を降りた目前に、ドドーーーーーーン!と今まで見たことのない貫禄を見せつける富士山が登場。こりゃあ、あまりにも近い!開けた空間に雄大に構える富士山を見ると有り難い気持ちになる。空気の澄んだ広々とした空間にモーイもご機嫌だ。
【富士山パワーいただき!】
隣接している水ヶ塚公園には芝生が広がっており、モーイは一目散に駆けて行く。人っこ1人もおらず、富士山に見守られながらノビノビと遊べなんて最高ね。さらに、富士山スカイラインは無料で通行できるのである。こりゃあ穴場の中の穴場だね。6月に友人が遊びにくるので、こちらのスポットをプランに入れ込んだ。
駐車場に戻る途中でバードウォッチングに来ていたご婦人達にたっぷり可愛がってもらい、モーイにとっても良き空間として認識されたであろう。
こうして最終日はゆっくりとした時間の流れで幕を閉じた(寂しさを携えて)。
【雨だけど非日常なオシャレをしてみる】
連休明けの本日、鬱々とした気持ちにピッタリの雨。それも一日中なんだから、天の操縦者はとっても思いやりがありますね。ほぼ森に住んでいるので霧ががって窓から遠くの景色が見えない。ああ、これから始まる日常の先行きの見えなさまで読まれているなんで、さすがです。
雨でお散歩に行けないと察するモーイも不貞腐れ顔。室内でたっぷり遊んであげますが、全くもって浮かない顔。あなたの気持ち、私わかりますよ。けれど、これが現実なのよ。期待せず今を受け入れて日々着実に生きて行きましょうね。
そんなことは知ったこっちゃないモーイはプイッとそっぽを向く。ごめんよ〜〜っとそっぽを向くモーイにギューっと抱き頬ズリをする。そうやってなんとか日常生活を開始した。