Moi!モーイ日記

愛犬モーイとの日々を勝手気ままに綴った日記です

歳を取っても飼いたいワン

番組「石田ゆり子 世界の犬と猫を抱きしめる~イギリス編」を視聴する。動物愛護先進国イギリスにおける保護犬・保護猫の現状を追った番組だ。

石田氏は「キャットプロダクション」という100年の歴史がある保護猫専門施設に訪れる。猫1匹ずつの保護された背景や性格等を細かくふまえ、個別的な環境が整えられていた。また、施設には業務に見合った医療スタッフ数が十分に常勤しており、緊急時にも迅速な対応ができていた。

【イギリスにルーツを持つコーギーです】

そして、飼い主とマッチングする際は、年齢や職業、家族構成、経済能力、住環境、現病歴等を詳細に確認し、段階を踏んで慎重に引き渡しを決定することが印象的であった。

さらに衝撃を受けたのが、イギリスの捨て猫の主な原因が貧困である一方で、ペットを飼いたい貧困層や高齢者、病気を患っている人などにもペットを飼えるように国全体で支援しているとな。そうした人こそペットと暮らして豊かな人生を送る必要がある、という考えが根底にあるそうだ。なんともまあ、びっくりである。

【こりゃあ、ビックリ】

飼えなくなった人が保護施設に引き渡し、次の飼い主へ安全に譲渡できる仕組みが回っている。国民や国家全体で動物愛護意識がとても高く法律が整えられ、動物へ使われるお金が潤沢にあるからだと考えられる。

ああ、日本の動物愛護意識とはかけ離れている。近頃、犬を飼える年齢をカウントダウンしていたので、この番組を見て動物愛護先進国への移住までも検討した。

【この笑顔を守りたい】

移住はさておき、今の自分にできることは飼っているモーイが社会と共生できるよう、しつけなど飼い主としての義務を果たすこと。そして、日本の動物愛護状況を身近な人から伝えることじゃないかしら。こうした草の根運動が広がり、日本全体のムーブになればなあ。イギリスにルーツがあるモーイを撫でながら、そんな具体的な策を練っているこの頃である。