Moi!モーイ日記

愛犬モーイとの日々を勝手気ままに綴った日記です

モイ旅 -軽井沢②-

アウトレットでたんまりおやつを食べた犬とたんまりワインを買い込んだ人間は、欲を払うために「白糸の滝 」へと向かった。

アウトレットから車を25分走らせて駐車場へ到着。そこから軽い傾斜のある林道を5分ほど歩くと、突如として美しい滝が現る。今まで見てきた滝は、多量の水が塊になって垂直下にドドドドーーー!と落ちていく迫力のあるものであった。が、こちらの滝は兎にも角にも繊細なのである。

高さ3m幅70mの小さい滝が岩肌を伝い、静かに流れ落ちる光景はシルクのカーテンがユラユラと春風に揺られているようである。

【清らかに流れ落ちる滝】

【モーイも興味津々に近づく】

ここの空間にいる人々はヤケに静かであり、話す時も小声になっている。これは、滝がそうさせているのである。目に飛び込んでくる視覚的美しさ、滝が静かに流れ落ちる癒しの音色、森と水の自然溢れる芳しさ、ピンと張り詰めた冷たい空気、これらが作り出した空間に人間達は黙るのである。そうした人間達の様子を察知して、モーイも静かに歩き静かに尻尾を振ってこの時間を楽しんでいるようである。

【モーイも美しいよ】

ああ、自然は偉大なり。自然の芸術空間にしばらく身を置き、再び駐車場へと戻る。車のドアを開けると大量のワインがこんにちわ。先ほど洗い流された欲はどこはやら、ホテルに早めにチェックインをして宴をすることに。「モーイさん、人間ってすぐに心変わりするから簡単に信用しちゃダメよ。」と世間の理を教えてあげたのでした。さーて、ホテルに向かってレッツラゴー!

朝からまともに寝ていないモーイはホテルの駐車場を降りるなり、ヘタレこむ。おやつでお部屋にご案内すると、眠気が吹っ飛びお部屋探索が開始された。

【ちと寝かせてくれ】

宿泊先は「軽井沢マリオットホテル」のドッグ対応コテージだ。モーイと泊まれるだけでなく、客室に天然温泉があるとはなんて最高なのでしょうか。部屋に着くなり、ザンブリ温泉に浸かって今宵宴のテンションを上げていく。「ババンバっバンバンバン〜♫いい湯だな〜アハハン♬」と浴室からベタな歌が聞こえてきて、モーイも呆れ顔である。

【低アルカリ性単純温泉

【定番の歌が聞こえてきますよ】

お風呂から上がると、注文していた部屋食「Shinshu Dinner Box」というお弁当が届いた。「せっかくだから」モーイと一緒にお部屋で食べたかったのだ。信州牛ハンバーグがドーンと入った豪華弁当。食べ進めて豪華弁当が豪華じゃ無くなっていくと同時に、アウトレットで買ったワインはポンポン開いていく。滝で欲を流しておいたおかげでこれだけ食べ飲みできるのだなあ(欲まみれ)。

食欲が飽和状態になると次に襲ってくるのは睡眠欲なのだ。明日も滝に行って欲落とししてこようかしら、と酔っ払いの戯言を呟きながら眠りについた。

【豪華だねえ】

翌朝、部屋の目の前に設けられたドッグランでモーイを遊ばせる。モーイは食欲よりも遊び欲が100倍大きいので、ドッグランではこの旅で一番イキイキしているようだった。あなたの欲はとても健全ですね。と自戒を込めて、モーイに欲のコントロール方法を教えてもらった早朝なのでした。

そんなこんなで、自然と欲とモーイを感じた軽井沢の旅は幕を閉じたのであった。

【飛び跳ねて喜ぶモーイ】

【また来ようね】

 

 

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