白馬2日目は5時起き。
天気は快晴!1週間前は全日程が雨だったが、家族の中に雨空を吹き飛ばすパワーを誰かしら持っているに違いない。
そんな晴れのおかげで早朝に気球体験することができた。朝の5:55に指定された場所に集合すると、早速スタッフの方々が大人数で気球を膨らましていた。徐々に膨らんでいく巨大気球に比例して甥っ子達のテンションが上がっていく。一方、モーイは「何だあのデカいのは?!」と警戒している模様。この気球は犬も一緒に乗れるので、我々以外にも犬連れが多くおり、犬達は皆疑いの目を気球へと向けていた。
【膨らむ気球】
気球が完全に膨らむと早速我々の名前が呼ばれ、家族全員で乗り込む。気球が浮かないように押さえていたスタッフが離れると、フワーっと浮かび上がり徐々に目線が高くなる。ちょうど良きタイミングで朝日が出ており、白馬の山々に朝日が反射しそりゃあもう美しい景色であった。浮かび上がりに怖がっていた甥っ子とモーイも、落ち着いて美しい景色を静かに堪能したのであった。
【朝日が美しい】
貴重な空中体験をして満足して宿へ戻ると、高所恐怖症で不参加だった甥っ子ママが朝ごはんを作ってくれていた。その朝ごはんを外に運び、森の音を聞きながら優雅に食事を開始。甥っ子2人を育てている弟夫婦は、「少しでもいいから1週間に1回、こういう時間が欲しい。」と切実な気持ちを吐露していた。エネルギーの塊である人間2人を育ててるなんて、本当に素晴らしい、と感心するばかりである。
【自然の中で朝ごはん】
ゆったりとした朝食後、人間達はとんぼ玉作りへと出掛ける。とんぼ玉とはガラスを溶かして、ハートや花などの模様を入れて玉状にするガラス製品である。ビーズなどと組み合わせてネックレスやキーホルダー等のアクセサリーを作ることができるのだ。小学1年生から参加できるので、甥っ子は優しいスタッフさんに教えてもらいながら集中して制作作業を進めていた。完成したガラス玉を見て、自分で成し遂げて唯一無二の作品を手に入れてご満悦である。ガラス玉を気に入った甥っ子は、終日ネックレスをつけて健気に過ごしていた。
【上手にできました】
さて、午後は全員参加の湖上カヌー体験である。濡れても良き服装に変身し青木湖へと向かう。モーイもライフジャケットを着て準備万端である。目的地に到着し、ガイドスタッフからパドルの操作方法を教わり早速ボートに乗り込む。モーイは2回目のカヌー体験なので落ち着いて乗ることができた。青木湖は雨水と湧き水でできた湖のため透明度が高く、魚が見えるほど綺麗に透き通っていた。
【終始楽しそうなモーイ】
体を動かしながら綺麗な景色を見ることで、心も体も浄化されていく感じだ。初めてのカヤックにこれまたテンションが上がった甥っ子は、ガイドスタッフに教えられながら1人で上手に漕ぎ始める。1人でできることが増える成功体験は子どもの頃は特に大切だよなあ、と喜ぶ甥っ子の姿を見て思うのであった。
【モーイ船長】
出発地点に戻ってきたが、甥っ子が湖で泳ぎたいというのでスタッフさんに許可をもらって泳がせてもらった。モーイと一緒に高さがあるところからジャンプで飛び込み、犬も人も笑顔で泳いでいるのである。そんな光景を見て、「ああ、夏が来た。」そう確信したのである。
こうして夏先取りな白馬旅行は幕を閉じた。
【夏が始まった】